キーンやジーとなる耳鳴りにお悩みの方は、ご相談ください。

当院では漢方治療や音響療法など、患者さんに合った治療を一緒に探していきます。 当院は、東陽町駅や亀戸駅からもアクセス良好な砂町銀座商店街にあります。
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耳鳴りとは

耳鳴りとは実際に周囲で音が発生していないにも関わらず音が聞こえることをいいます。
キーンという金属音、ピーという電子音、ジージー、ジーンという蝉の鳴き声のような音、その他ゴーゴー、ブーンなど患者様によって表現は様々です。
耳鳴りのある調査によると人口の2割程度の方は耳鳴りを感じたことがあると言われています。一時的な耳鳴りや生活に支障がないと思える程度であれば問題ありませんが、その2割の中の7~8%の方が日常生活に苦痛を感じる、眠ることができないほどの耳鳴りを感じていると言われています。
ほとんどの場合、耳鳴りは本人にのみ感じる自覚的耳鳴(じかくてきじめい)に該当しますが、稀に自分自身の体の呼吸音、心臓の鼓動、関節が収縮する音を感じ取ってしまう他覚的耳鳴(たかくてきじめい)である場合もあります。

耳鳴りの症状

  • 耳鳴りのために集中できない
  • 耳鳴りが気になり眠れない、寝不足になっている
  • 耳鳴りが気になり疲れやストレスが溜まる
  • 耳鳴りによる不安感から体調を崩す

大きな病気が隠れていることもありますがごく稀で、耳鳴りそのものに害はありません。
しかしながら、耳鳴りは周りの人の理解が得づらいためストレスや不安感が増幅し、日常生活に支障をきたしている方は多くおられます。つらい思いをされている方が多い耳鳴りについては根気強く治療していくことが大切です。一人で悩まず是非ご相談ください。

耳鳴りの原因

音は、外耳道(鼓膜までの耳の穴)→鼓膜→中耳→内耳→聴神経という順番で伝わっていき、脳の聴覚中枢で“音”と認識されます。耳鳴りはこのいずれかで異常が起こり発生すると考えられています。そのため耳鳴りの原因は多岐にわたります。一般的には内耳に障害があり、本来外からの振動が電気信号になるところ、外部からの刺激がないにも関わらず電気信号が内耳で発生することによって耳鳴りが起こると考えられています。

内耳の障害以外にも、加齢、疲労、ストレス、血圧の異常などによって耳鳴りが発生する場合もあり、耳や脳の腫瘍、糖尿病といった大きな病気が隠れていることも稀にあります。

耳鳴りの検査

耳、鼻の所見中耳炎になっていることで耳鳴りが発生することもあります。また、耳垢が外耳道をふさいでいたり、鼓膜に触れていることで耳鳴りが起こることもあるため、まずは確認を行います。
聴力検査耳鳴りが起こっている場合、難聴も同時に起こっていることがよくあります。
ティンパノメトリー鼓膜の動きや中耳の病気がないか調べます。
MRI稀ではありますが脳の腫瘍や耳の腫瘍を疑う場合はMRIの撮影を行うこともあります。
(連携の病院にて撮影を行っていただきます。)

耳鳴りの治療

長引く耳鳴りの場合は根気強く治療を続けなければいけないケースがあります。 治療を行っても改善しない場合不安な気持ちになったり、治らないと言われショックを受けてストレスが増幅している患者様も多くいらっしゃいます。とはいえ放置すれば難聴が進行することもあるため、一緒に根気強く治療していきましょう。

投薬療法残念ながら耳鳴りを消失させる薬は今のところまだありません。当院ではビタミンB12など耳の働きをよくするビタミン剤や内耳循環改善剤を使用します。
漢方薬当院では耳鳴りに対して積極的に漢方治療も行っています。とはいえ、ある人には効果があったが、ある人には全く効果がなかったというように効き方は様々です。
音響療法(TRT)耳鳴りと似た音や自然の音を聞くリハビリを行うことで耳鳴りへの意識を分散させる治療法です。アプリ等を利用する場合と、サウンドジェネレーターという補聴器に似た機械を使用する場合があります、この治療は耳鳴りを消失させることを目的とするのではなく、他の音を聞くことで耳鳴りに向く意識を軽減させることで、それに伴うストレスやイライラを減らしていくという治療です。即効性のある治療ではなく、半年~1年程度かけて効果を感じ始める治療法です。
日常生活でも静かな場所にいるよりも、生活音や音楽、ラジオなどをかけて音に囲まれた方が耳鳴りの大きさが紛れてストレスが軽減されるためおすすめです。
補聴器難聴がある場合は補聴器を使用することで耳鳴りが軽くなることがあります。