耳掃除などによって傷がついた箇所から細菌が入り、炎症を引き起こしてしまいます。
特に、よく耳を触る癖がある方、イヤホンを長時間使用する方など比較的若い女性に多い傾向があります。
耳がかゆい、耳が痛いなどお悩みの方は一度ご相談ください。 西大島駅からはバスの利用も便利です。
外耳炎(外耳道湿疹)とは
外耳炎は外耳道湿疹とも呼ばれ、耳の穴から鼓膜の手前までの外耳道に炎症が起こっている状態です。耳のかゆみ・耳の痛みが発生し、さらに外耳道が腫れると、難聴(耳が聞こえづらくなる)、閉そく感(耳が詰まった感じ)を伴います。
外耳炎(外耳道湿疹)の症状
- 耳のかゆみ
- 耳の痛み
- 耳だれ
症状がひどい場合
- 発熱
- 難聴(聞こえづらくなる)
- 耳鳴り
- 耳の閉塞感(耳閉感)
上記のような症状がみられます。
外耳炎(外耳道湿疹)の原因
耳掃除をしたり、指の爪などで耳の中を掻いたりしたときに外耳道を傷つけてしまい、細菌が入り、炎症を起こします。外耳道の皮膚は非常に薄くデリケートなため、少ない刺激でもすぐに傷ができ、炎症をおこしやすいのです。 治療せずに長く放置してしまうと、真菌(カビ)の感染による外耳道真菌症に進行することもあります。外耳道を傷つける原因としては、耳掃除や綿棒によってできる擦り傷や掻き傷が大多数です。子供から大人まで幅広くみられ、治療が終わっても多くの場合また掻いてしまい、繰り返すケースがあります。炎症が軽症であれば、自然に治ることもあります。しかし、持病がある方(糖尿病など)は重症化になる場合もありますので、ご注意ください。
耳掃除を習慣化してしまう原因は、迷走神経にあります。外耳道の奥にある神経で、その部位を刺激すると気持ちが落ち着き、体がリラックスします。そのため、日々さわってしまうと考えられています。 耳垢のたまるペースには個人差がありますが、耳掃除は基本的に1カ月に1~2回程度、または人によっては全く必要ないものと言われています。耳の自浄作用により、耳垢は自然と外へと排出されるためです。 また、耳掃除をする際には、硬い耳かきではなく綿棒を使用し、先端で撫でるように耳垢を除去するようにしましょう。
外耳炎(外耳道湿疹)の治療法
傷ついた耳の回復を促進するための薬を服用していただきます。
症状に応じて、点耳薬や軟膏の処方を行います。重症度に応じて細菌の検査を行い、内服薬や耳の洗浄を行う場合があります。
治療期間中は、耳かきや綿棒で外耳道を絶対に触らないようにしてください。(※治療期間中は耳掃除もお控えください。)
症状が悪化する前に一度ご相談ください。
外耳炎のよくある質問
Q. 外耳炎は再発するでしょうか?
A. 頻繁な耳かき、長時間のイヤホンの使用など、これまでと同じ習慣を続ければ再発するリスクは高くなります。
Q. 外耳炎になったときはプールに入れますか?
A. 状態に応じて医師が判断する必要がありますのでご相談ください。