赤ちゃんや高齢者は耳垢が溜まりやすく耳を塞ぐ耳垢栓塞になっていることもあります。
処理が難しい場合もあるかと思いますので、耳そうじのみのご受診も可能です。
大人の方でも定期的に耳そうじをされることで、耳の健康を保つことができます。どうぞ遠慮なくご来院ください。 当院は、砂町銀座商店街に位置し、大島駅や南砂町駅からもアクセス良好です。通院帰りのお買い物にも大変便利です。
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耳垢(みみあか)について

耳あかの掃除については一般的にご家庭で行っているかと思いますが、「耳垢をと取るのがこわい」「子供の耳掃除はするのが難しい」などの場合は遠慮なく耳鼻咽喉科を受診してください。
「耳そうじだけで耳鼻科を受診してもいいんですか?」と聞いてくださる方も多いですが、遠慮なく受診してください。
特にお子様や高齢者は耳垢が溜まりやすい傾向にあるため、定期的に耳鼻咽喉科で確認することもおすすめです。もちろん保険診療が可能です。
耳垢は耳からの分泌物やはがれた皮膚、ほこり、ごみなどが混ざったものです。決して悪いものではなく抗菌作用や耳の保湿をする役割も果たしています。

耳掃除の頻度について

毎日耳掃除を行う方がいますが外耳道湿疹や外耳道炎を引き起こす恐れがあるためおすすめしません。人間は自浄作用というものがあり、食事の際にあごを動かしたりすることで、自然に耳垢は外へと排出されています。そのため耳掃除は個人差がありますが基本的に耳の入り口をそっと拭う程度で充分です。
耳の中を傷つける恐れがあるため耳掃除は固い耳かきではなく、綿棒でなでるように掃除することがおすすめします。

赤ちゃんの耳そうじについて

赤ちゃんやお子様は成長途中で耳の中の道が短く、代謝も活発であるため耳垢がすぐに溜まる傾向にあります。
耳の穴が小さいため掃除が難しく、無理に取ろうとして耳垢を奥に押し込んでしまっていることも少なくありません。鼓膜までの距離も短いため誤って傷つけないためにも耳鼻咽喉科で耳垢除去することをおすすめします。
耳鼻咽喉科では専用の細いピンセットや顕微鏡を使って耳掃除を行います。その際に中耳炎や外耳炎の有無も確認させていただきます。 どのくらいの頻度で行うべきかは個人差が大きいですが、生後6か月くらいまでは沐浴時に見えるところをガーゼなどで優しくふき取る程度で十分だと言われています。

耳垢栓塞とは?

約85%の日本人は乾燥したタイプの耳垢で、残り15%の方が湿ったタイプの耳垢だと言われています。湿ったタイプの耳垢の場合、耳の中にへばりついて掃除が困難であり、そのまま耳の穴をふさいでしまうことがあります。それを耳垢栓塞と言います。耳が聞こえにくいと思っていたら、耳垢で耳栓のように塞がっていたというケースもあります。
耳垢が固まってなかなか取れなくなっている場合は耳垢水という耳垢を柔らかくする点耳薬を使って取り除くこともあります。